日本毒性学会生体金属部会主催メタルバイオサイエンス研究会2025

実行委員長挨拶

この度、日本毒性学会生体金属部会の年次研究集会である「メタルバイオサイエンス研究会2025(MBS2025)」を、2025年10月22日(水)と23日(木)の2日間に、東京都八王子市の「八王子市学園都市センター」にて開催する運びとなりました。

今回の「MBS2025」は、前身の「メタロチオネイン(第1回〜第5回研究会)」および「メタロチオネインおよびメタルバイオサイエンス研究会(第6回〜第8回研究会)」を含めますと通算で第19回目の開催となるとともに、1996年に本会が発足し「メタロチオネイン96(第1回研究会)」が千葉で開催されてから、30周年目の記念すべき研究会集会となります。

「MBS2025」では、「守・破・離:学び、模索し、発展する」をテーマとして掲げました。本テーマは、先人たちの研究成果を基盤として(守)、創意工夫を取り入れ(破)、独自の新しい研究を発展していく未来(離)に思いを込めています。また、「MBS2025」では、東京大学先端科学技術研究センター教授の星野歩子先生の特別講演に加え、30周年記念企画を含む3つのシンポジウムを予定しています。

メタルバイオサイエンス研究会は、「金属と生体との関わり」についての総合的な理解を深め、金属研究全般の発展に寄与することを目的としています。その目的の達成のためには、金属の生物活性や毒性、さらにはその分析などの研究に携わる研究者間の交流と情報交換の推進が重要であると考えています。MBS2025への参加は、日本毒性学会の会員である必要はありません。また、MBS2025では、研究奨励賞や閔賞 (若手優秀研究賞) 、学生ポスター賞の応募を受け付けていますので、若手研究者並びに大学院生・学部生の方は奮ってご応募ください。

会場となる「八王子市学園都市センター」は、JR八王子駅北口から徒歩3分という交通至便な立地にあります。JR八王子駅には、新宿から約40分(JR中央線特別快速)、横浜から約1時間(JR横浜線)、羽田空港から東京駅経由で約90分で結ばれています。また、八王子市には、都心から日帰りで観光も登山も楽しめると人気の「高尾山」があります。MBS2025のテーマに相応しい活発な議論と交流を深めるためにも、是非、多くのご参加と多数の演題応募を賜りますよう心よりお願い申し上げます。10月の八王子で一人でも多くの皆さまにお会いできますこと、楽しみにしております。

メタルバイオサイエンス研究会2025
実行委員長 藤原 泰之
(東京薬科大学薬学部 教授)